動画編集アプリ「CapCut」は、無料でありながらプロ級の機能が揃い、クリエイターから絶大な支持を集めています。しかし、機能が豊富な分、使いこなせていない人も多いのでは?
今回は、CapCutを使いこなすためのプロ直伝のテクニックを10個厳選して紹介します。初心者から中級者まで、動画のクオリティを一気に上げる方法を解説します!
CapCutプロテクニック10選

カットのタイミングを「音」に合わせる

動画のリズム感を出すには、BGMや効果音に合わせてカットを調整しましょう。CapCutの「オートビートマッチ」機能を使えば、BPMに応じて自動でカット位置を設定可能。
実践方法
- BGMトラックを追加
- 「オートビートマッチ」をオンに
- 波形表示を確認しながら微調整
💡 手動調整時は0.1秒単位で合わせるとプロのような仕上がりに
キーフレームで動きに立体感をプラス
静止画像やテキストに動きをつけたい時は「キーフレーム」が必須。拡大・回転・透明度の変化を時間軸でコントロール。
実践方法
- オブジェクトを選択
- タイムラインで開始位置にキーフレーム追加
- 終了位置で変形後、再度キーフレーム追加
Before
静止したテキスト表示
After
左からスライドしながらフェードアウト
カスタムカラーフィルターで統一感を演出

プリセットのフィルターだけでなく、「調整」メニューから細かく設定。映画のような色調に仕上げます。
おすすめ設定
- シャドウ: 青寄り (+15)
- ハイライト: オレンジ寄り (+10)
- 彩度: +5〜10
- シャープネス: +20
💡 設定をプリセット保存すれば次回から一発適用
マスク機能で注目ポイントを強調
特定の部分だけ色を残したり、ぼかしを入れることで視線を誘導。
実践方法
- 動画クリップを選択
- 「マスク」オプションから形状を選択
- 範囲を調整し「反転」をON
- マスク外側にモノクロフィルター適用
Before
全体がカラーの料理動画
After
料理のみカラー、背景はモノクロ
トランジションは「シンプル」が鉄則
派手なエフェクトより、短く控えめなトランジションが効果的。
プロのおすすめ
- 基本は「ディゾルブ」(0.3秒)
- シーン変わりは「スライド」(0.5秒)
- アクションシーンは「ズーム」(0.2秒)
- 1動画で使うトランジションは3種類まで
💡 トランジション時間は動画のテンポに合わせて統一
テキストアニメーションで情報を印象付ける
字幕の見せ方で動画の質感が大きく変わります。
効果的な使い方
- 重要キーワード: 「ポップ」アニメーション
- 説明文: 「タイプライター」効果
- フォント: サンセリフ系(日本語なら「Noto Sans JP」)
- 文字色: 白文字+黒縁取りが最も見やすい
速度調整で「ドラマチック」な瞬間を作る
スピード変化で感情に訴えかける動画に。
実践例
- アクションシーン: 0.5倍速→一気に2倍速
- 料理完成: スローモーション(0.3倍速)
- 商品紹介: 部分的な速度アップ(特定部分のみ1.5倍速)
💡 「カーブ調整」で加速/減速を滑らかに
レイヤー合成でプロ級の画面構成

複数の映像を組み合わせて情報量を増やしましょう。
活用例
- メイン画面上に小窓でリアクション動画を表示
- 商品画像を画面隅にスライドイン
- 複数の動画をグリッド状に配置
Before
単一の動画のみ
After
メイン画面+右下にリアクション動画
ノイズ除去で音質を劇的改善
クリアな音声は動画の質を格段に上げます。
手順
- 音声トラックを選択
- 「オーディオエフェクト」から「ノイズ除去」
- 強度を「70%」程度に設定
- 「低音ブースト」も併用するとよりクリアに
💡 屋外撮影時は「風切り音除去」も忘れずに
クロマキー合成で背景を自由自在
グリーンバック素材を使えば、バーチャル背景や画像合成が可能。
実践方法
- グリーンバック動画をインポート
- 「クロマキー」効果を適用
- 「自動調整」で一発補正
- 背景を追加
💡 照明が不十分な場合は「エッジ調整」で微修正
まとめ:基本機能の組み合わせが成功のカギ
CapCutの真価は、シンプルな機能を「どう組み合わせるか」にあります。まずは1つずつテクニックを試し、自分のスタイルに合わせてアレンジしてみてください。動画編集は「実験の繰り返し」で上達します。
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